RTX2070搭載PCの消費電力を測定。通常使用・ベンチマーク・スリープの違い
RTX2070とRyzen 5 7600を搭載したPCの消費電力をET30Dで測定。実測値と、月90時間使う場合の電気代の計算例をまとめました。
RTX2070を搭載したPCで、普段の作業中とベンチマーク実行中の消費電力を測りました。通常使用時は120~140W、FF15ベンチマークの高負荷時は280~330Wという結果でした。
2024年8月15日に公開した測定記録です(旧更新日:2024年8月16日)。2026年10月6日に測定器の仕様と電気代の計算を確認して再編集しました。測定値は当時のもので、再測定はしていません。
測ったのはグラフィックボード単体ではなくPC全体
測定には、コンセントにつないで使う節電エコチェッカーET30Dを使用しました。以下の値にはCPUなどの消費電力も含まれます。RTX2070だけの消費電力として読むと、実態とずれてしまう点に注意してください。
測定時の主なPC構成
- CPU:AMD Ryzen 5 7600
- グラフィックボード:GIGABYTE RTX2070
- マザーボード:ASUS TUF GAMING B650M-PLUS
- SSD:Lexar M.2 SSD 2TB
- メモリ:CORSAIR DDR5 32GB(16GB×2)
- 電源:Cooler Master V1200 Platinum
- OS:Windows 11
ゲームの負荷をかけるためにFF15ベンチマークを使いました。解像度や画質設定などの詳細は、当時の記事には記載がありません。別のPCや設定との厳密な性能比較には使えない記録です。
消費電力の測定結果
| 状態 | 記録した値 |
|---|---|
| PC起動時 | 150~170W |
| 通常使用時 | 120~140W |
| スリープ時 | 表示は0W。正確な消費電力は測定できず |
| FF15ベンチマーク起動時 | 300~320W |
| FF15ベンチマーク通常時 | 240~260W |
| FF15ベンチマーク高負荷時 | 280~330W |
ET30Dで確認したPC全体の消費電力
ET30Dの測定範囲は5~1,500Wです。スリープ時に0Wと表示されても、電力をまったく使っていないとは判断できません。小さな待機電力の測定には向かないことが、メーカーの取扱説明書にも記載されています。
月90時間使った場合の電気代を計算
消費電力を300Wで一定、電気料金の単価を31円/kWhと仮定して計算します。31円は計算用の目安で、契約中の電気料金を示すものではありません。
電気代の計算式は「消費電力(W)÷1,000×使用時間(時間)×単価(円/kWh)」です。単位の考え方と31円/kWhを使った計算例は、政府広報オンラインでも説明されています。
- 1時間:300÷1,000×1×31=9.3円
- 平日20日、1日2時間:40時間×9.3=372円
- 休日10日、1日5時間:50時間×9.3=465円
- 合計90時間:837円
この837円は、仮定した使用時間中のPC分の概算です。モニターや照明、ゲーム以外でPCを使う時間は含めていません。実際に見積もるときは、契約プランの単価と自分の使用時間に置き換えてください。
この測定から分かったこと
この構成では、通常使用時よりベンチマーク実行時のほうが消費電力は大きくなりました。一方、スリープ時の細かな消費電力は、この測定器では確認できませんでした。
PCの電気代を調べるときは、グラフィックボードの公称値だけでなく、PC全体でどれくらい使っているかを見ると計算しやすくなります。今回の数値は1台の測定例として参考にしてください。
参照資料
- リーベックス ET30D 取扱説明書(参照日:2026-10-06)
- 政府広報オンライン 電力の単位と電気料金の計算方法(参照日:2026-10-06)